がんは近年二人に一人はがんにかかると言われているほど発症リスクの高い病気です。さらに、三人に一人は亡くなっているという現実があり、がんという病気はとても重い病気であるというイメージがとても大きな病気でもあります。しかし、そんな悪いイメージの強いがんですが、近年の医学では多くのがんの治療が可能となり、早期発見できたがんの多くは完治することが可能です。がんを早期発見し早期治療に踏み切るために、自治体ががん検診に補助を出し検診を受けやすい環境を作っているところも多く存在します。
がん検診は大きく分けて２種類存在します。対策型検診と任意型検診です。先ほど述べた補助金が出て個人の負担が少ないがん検診は対策型検診に含まれます。対策型検診は地 域や自治体の死亡率を軽減させるという目的で行われています。
そのため、補助が行われる検査項目や日時、場所などが限定されており自分で気になる場所を好きに検査できるというものではありません。しかし、補助が行われることにより検査の自己負担金が少額であったり全くなかったりといったメリットもあります。それに対し、任意型検診は個人で病院に検査を依頼し行います。そのため、病院を選ぶこともできますし、例えばPETのような特殊な装置を使用しがんの検査を自分で選んで行うこともできます。
このような任意型検診は一般的に人間ドックと言われています。このように、がん検診には２種類の検診がありますが人間ドックに足が進まない人でも自己負担の少ない対策型検診からでもがん検診を行い、定期的な健診を心掛けがんの早期発見に努めましょう。