女性特有の婦人科の病気としては、子宮がんや乳がん、卵巣がんなどがあります。近年特に上昇していると言われているものは、20代の子宮がん患者です。この結果を受けて、全国的に健康診断で行われていた子宮がん検診の対象年齢が30代以上だったものが、20歳からに引き下げられています。子宮がんの中でも若い女性を含めて、閉経前の女性に多くなっているものが子宮の入り口周辺に腫瘍ができる子宮頸がんとなります。

がん検診の普及に伴って、子宮頸がんによる死亡率が減少していると言えますが、食生活や生活習慣の変化によって欧米化が進んでいることもあって、欧米に元々多かった子宮体がんという子宮の本体ががんになる病気も増えています。卵巣がんは子宮がんと比較すると少ないと言えますが、発見されたときには病気が進行していることが多い病気と言えます。子宮がん検診によって、ある程度の卵巣の状態を把握することが可能ですので子宮がん検診の受診が推奨されています。女性特有の病気として、働き盛りの女性の死亡原因1位となっているものに乳がんがあります。

地方自治体では40歳以上の年齢の女性に、乳がん検診を行うことになっていますが、35歳以上の年齢になると注意が必要になります。乳がんは再発率の高い場合もありますので、早期発見のために乳房検査を受けることが重要です。視触診やマンモグラフィによって、乳腺の発達が若い年代であっても超音波検査が有効になります。

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