ほとんどの病院やクリニックでは、「内科」の看板を掲げています。それだけ需要があるからです。需要があるということは、内科関係の疾患がたくさんあるということです。実は、内科と一口にいっても医科の中ではいちばんたくさんの病気がありますし、薬もそれだけたくさん必要とする専門分野で、こまかく分けることができます。

大きく分けると、血圧や動脈硬化など「循環器」系。心臓疾患などの「心臓」系。臓器などの「臓器」系。パーキンソン病や認知症などの「神経」「難病」系です。

外科的なことをしませんので、薬を使うことで、治療を進めていくといったほうがわかりやすいかもしれません。外科的な処置がひじょうに少ないことから一人前になるのが早いです。多くの薬や病名を覚えたり理解したりといったことを求められますので、毎日が勉強でもあります。また女医さんが多い分野は、この科になります。

海外でも日本と同じようなことが言えます。内科は幅広く知るといったことを求められますので、いろいろな疾患を常に理解しておく必要があるのです。海外でもやはりこの分野は女医さんがかなりの割合を占めています。僻地など医師がひじょうに少ないところは、内科が専門であっても外科や産科をサブとしておこなうこともあります。

僻地ではいろいろな病気などにすぐに処置ができるようにするためには、いろいろな専門分野も一通りは勉強をします。医師過剰と言われている現在ですが、僻地など地方に行くとまだまだ不足気味です。

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