日本では、アメリカやヨーロッパ諸国と比べてがん検診の受診率が非常に低い為に、厚生労働省は地方自治体による対策型がん検診を行っています。しかし、対策型ガン検診は、検査結果が後日郵送され、問題があった場合は自分で医療機関を選び受診する必要性や検査項目が限られている事など問題点があり、特にグレーな検査結果の場合は捨て置かれる事も多くあります。人間ドックは、ガンの早期発見や生活習慣病の予防などを目的として精度の高い全身検査を行ない、医師との面談で検査結果や結果に対する保健指導が検査当日に行われます。もし、異常や不審な箇所が見つかれば、即日の入院や再検査など最善の対応して貰えます。

しかし、人間ドックは、基本的に医療保険の対象外の自己負担という点が悩ましい所ですが、脳梗塞や心臓病など家族の既往歴を参考にして自分の体のリスクに合わせて検査項目を上手に選択して料金を抑える受診方法もあります。逆に、通常の人間ドックの検査項目に、家族の既往歴を参考にして脳ドックや心臓ドックなどを心配箇所の検査を追加して万全を期す受診方法もあります。人間ドックの最大のメリットは、自覚症状の無い疾患を発見出来る事です。特に沈黙の臓器と呼ばれる肝臓や膵臓、暗黒大陸とも呼ばれる大腸や小腸の疾患が早期発見出来る事です。

これらの臓器は、自覚症状が著しく少ない為に普段の生活を重ねるうちに病状が進行してしまい、手遅れになるケースが多々あります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です