女性に多く見られる偏頭痛ですが、世間ではいまだに病気の一つとして見られていない風潮にあります。痛みの程度はさまざまですが、たいていの人は市販の頭痛薬を自己判断で服用していて、初めは我慢できる痛みだったのに気がつけば痛みがひどくなり、薬を飲む回数や頻度が高くなっている場合があります。こうなってしまうと自分の力ではどうすることもできません。もし頭痛で悩んでいる人がいたらすぐに頭痛外来を受診することをおすすめします。
頭痛外来とは、頭痛専門の診療を行うところです。もし近くの病院に頭痛外来がない場合には、神経内科でもかまいません。頭痛の治療をおこなってくれますので安心して診てもらえます。頭痛外来では、まず問診と検査を行います。
CTまたはMRIで検査をし、頭痛の種類を判断していきます。偏頭痛の場合は、頭の片側がズキズキしたりガンガンしたりする症状だと思われがちですが、頭全体が痛むこともあり専門医の診断を仰がなければ自分で判断するのは難しい場合もあります。もし偏頭痛だと診断されたら、偏頭痛の痛みに効く薬を処方してもらえます。また、月に数回頭痛に悩まされている人や薬を飲む回数が多い人は、頭痛の予防薬も処方してもらえますので普段から頭痛の発作が出ないように治療することもできるのです。
ですからもしひどく頭痛で悩んでいるのならすぐに診察を受けましょう。これまで我慢して痛みももう我慢せずにすむようになるでしょう。